イージーマネー(snabba cash)映画 解説

ストックホルムの事情には明るくないが、おそらく貧富の差が激しくなってきていることから出てきたアイデアだと思える。世界中そんなシチュエーションだらけだ。だが、物価の高騰と経済の低下が激しい北欧ではそんなコンプレックスが顕著になっていくところから産み出されたストーリーだということは想像に難くない。日本でこのストーリーをしたためても北野映画程度の不条理でしか片付けられないものがある。結局、どこの都市であってもいいような映画だが、多民族化した都市では隣り合わせになる危険を示唆しているとも言えるだろう。日本も多民族化を直に強いられる。そのとき、男たちはなにを選ぶべきなのか、と考えさせられるものがこの映画にはあると思うのだがどうだろうか。

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